Rising Tiptoe#01
ディア アンジー
作・演出・デザイン=宇吹萌
2006年3月30日〜4月3日@梅ヶ丘BOX

photo:Tomoko Hidaki
<Cast>
ペ優宇(燐光群) 阿部眞二(劇団第七病棟) 保田由香利
<梗概>
「種も仕掛けもない空中サーカス」へのチケットを当てるためにチョコレートを食べ続ける双子の兄妹。
薄暗いマンションの一室で、二人は奇妙な生活を送っている。
大晦日の晩、買い物当番だった妹は、マンションの螺旋階段の踊り場から、屋形船が屋形船ジャックされるのを目撃する。乗客が次々と海へ放り出される中、一人だけ抵抗した老人がいた。
その老人が両手一杯の風船で見事に上昇すると、海へ投げ出された乗客は皆流されていった・・
翌晩、二人の部屋に現れた老人は「チャンスはいましかない」と二人にサーカスの花形としてデビューすることを持ちかけるのだが・・・。
そのお茶会では、チョコレートのことが話題となり、そのチョコがどこにあるのかの決着
をつけなければ、お先まっ暗てな具合である。
なぜならば、今、行われているお茶会は、東京湾上の屋形船の中であり、その船は、
今まさに誰かの手によって引っくり返される寸前なのであった。
あぶくたつ水面に気をとられないように、宇吹萌は、チョコを持ち去ったエンジェル(アンジー)
の羽音に耳をすましている。
唐十郎
*「週刊金曜日」情報掲載
この世とあの世はカーテン一枚。ライツ、ミュージック、ショー・マスト・ビギン!
Rising Tiptoe#02
マリア、マリア
作・演出・美術・音響プラン=宇吹萌
2007年1月19日〜1月21日@遊空間がざびぃ

ohoto:Tomoko Hidaki
<Cast>
原田賢治 藤崎祥子(サルメ) 堂下勝気(怪童堂) 成島秀和(こゆび侍) 村尾俊明(劇団破戒オー!!!) 南かおり
<梗概>
首吊り自殺しようとしていたある晩、マリアは、寝室にどこからともなく現れたタキシード姿の男に、
来世の自分を決めるオーディションを受けるように諭される。前世と現世の自分が来世の自分を巡って
競い合うこのオーディションを通して、マリアは、前世の自分を現世に活かし、共に生きてゆく決心をする。
だが、オーディションの勝者となったマリアは、表彰式で、生まれ変わるために死を迫られてしまう。
マリアの窮地に駆けつけたのは、いつも見上げる街の看板の中から騒ぎを聞いて駆けつけた、「幌馬車隊の皆さん」
だった・・・。
次は誰が死ぬのかなーようこそ、マッドティーパーティーへ!
Rising Tiptoe#03
Her
作・演出・デザイン=宇吹萌
2007年4月26日〜29日@遊空間がざびぃ
*遊空間がざびぃ企画「がざびぃ芝居月2007」参加作品

photo: Tomoko Hidaki
<Cast>
森下サトシ 中村小麦 原田賢治 今野太郎 小林由尚 石原夏実 保田由香利
<梗概>
都内有数の高級住宅街に念願のマイホームを建てた真野と妻の法子は、犬の散歩中にばったり会った
ことがきっかけで交流を再開したばかりの知人、武田夫妻を新居に招待する。
まもなく客が到着するかというとき、法子は、桜満開の裏庭で、一人娘のリンが自殺しているのを発見する・・・。
ーようこそ、マッド・ティー・パーティーへ!
ー悪いのはだあれ?
Rising Tiptoe#04
ルチアの首吊り
作・演出・デザイン=宇吹萌
2008年4月17日〜20日@遊空間がざびぃ
*遊空間がざびぃ企画「がざびぃ芝居月2008」参加作品
photo:Tomoko Hidaki
<Cast>
原田賢治 加瀬澤拓未(ロリータ男爵) 佐伯さち子(野鳩) 今野太郎 蛯原崇 森下庸之 せのお くみ 深野賢一(若人)
アンナが魚をつりました。
アンナが魚をつったので、ナタリーはズボンをつりました。
ナタリーがずぼんをつったので、リルは足をつりました。
リルが足をつったので、ルチアは首をつりました。
ー悪いのはだあれ?
<梗概>
残酷な童話を書くことで知られる作家の山・田(やま・だ)は、彼の作品が養護学校の児童七人が集団自殺した事件の引き金になったとして厳しい取り調べを受ける。この学級を担任していたのは彼の双子の妹、デンだったのだが、一命を取り留めたことによって容疑をかけられてしまう。
牢獄でデンに再会した山・田は、デンが自分の作品を誤読したことによって児童らの死を誘発してしまった事実を知る。
言葉を言葉通りにしか解釈することの出来ない個性を持つデンを守るため、山・田は、自分の作品が死後百年間は処分されないことを条件に、理不尽な死刑判決を受け入れるのだが・・・・。
人は人を裁けるものか?権力と暴力のボーダーラインは?個性はどこまで個性なのか?ー悪いのはだあれ?
*裁判員制度を見据えたダークコメディー
Corich舞台芸術「ルチアの首吊り」感想
Rising Tiptoeブリリアント・コラボレーションvol.1
Tiptoe×Tokyo Fantastic Lover
アンファン・ポトフ
作・演出=宇吹萌
2008年12月4日〜7日@遊空間がざびぃ
*がざびぃ実験劇場T「ふたつの物語」参加作品
<Cast> 安部康二郎 保田潤(グループ・ファースト・エース) 大井川慎
<歌> Tokyo Fantastic Lover(Vo.藤崎祥子 Gt.大竹徹)
<梗概>
3008年、ニューヨーク。世界は飢饉に見舞われ、人々はビタミン剤の配給生活を強いられている。
そんな飢饉の時代に食べ物のことばかりを考えてしまう少女が、ニューヨークのアッパーイーストサイドにある教会に懺悔しにやって来るのだが・・。
「あなたは純真な心をお持ちです。学びも早い。必ず主に守られますよ、お嬢さん。さあ、じっくりコトコトするのです」
アンファン・ポトフ(子供スープ)を召し上がれ!
Tokyo Fantastic Loverのオリジナル・ソングと共にお届けする、宇吹萌新作ダークコメディー。
コトバはココロ・・・
Rising Tiptoe#05
おしゃべり
作・演出・デザイン=宇吹萌
2009年8月12日〜16日@小劇場楽園

photo:Bertrand Marignac
(Cast)
安部康二郎 井ノ上羽菜(骨) 蛯原崇 大石将弘(皮) 今野太郎 世古恵佑(骨) 高野亜沙美(骨)
中村小麦 深野賢一 三澤可菜(皮) 森下庸之 矢追真寿美(皮)
(五十音順、一部ダブルキャスト)
彼女は私の生徒で彼女の母は彼の先生で彼は彼の依頼で彼女らのもとへやってきて、あなたは今日もお出かけみたい。
ー言葉の向こうのあなたと私が出会うまでの必要悪。
*読売新聞7月28日号情報掲載
Corich舞台芸術「おしゃべり」感想
100字レビュー(8月14日)
あなたの誕生は、第二次開拓時代のニューエコノミーです。
Rising Tiptoe#06
時計は生きている
作・演出・デザイン 宇吹萌
2009年12月10日ー13日@小劇場楽園

photo:Rising Tiptoe (C) Rising Tiptoe 2009 all rights reserved
<Cast>
石原夏実 板橋恭史(演劇製作体D.R.P.) 市川麻衣子 蛯原崇 今野太郎
齋藤香帆 玉田真也 中村小麦 森下庸之(演劇製作体D.R.P.) 矢追真寿美
<梗概>
テレショップでガラクタを買い集めるのが趣味のジジイと世界中の不幸話を聞くことに命をかけるババア。
人間ドアが門番をする薄暗い小部屋で、今日も二人は仲良くチャンネル争い。
そんなある朝、ババアはひらめく。「時計は生きている」。
モノにまみれたこちらの世界にすっかり嫌気がさしたババアは、そのシソウを持ってあちら側へと旅立つのだという。
マテリアルワールドへの宣戦布告、モノ対シソウの闘い始まる!!
「あなたの誕生は、第二次開拓時代のニューエコノミーです」。
<プレスリリースより>
「豊かさ」とは何か。物質的な豊かさのために、人はどこまで他人を犠牲に出来るのか?
本作品は、2002年から2004年の間NYに留学していた宇吹が目撃したイラク戦争開戦直前の街と人の様子を元に着想したダークコメディーです。
途上国の子供たちが命を削って採掘したコルタンやカカオの実が、先進国の最先端工場で加工され、携帯やモバイル、チョコレートなど便利なもの」「美味しいもの」に還元されている商品連鎖の世界、更なる「豊かさ」のためには戦争も厭わないという残酷な世界の成り立ちを我々はどう捉えるべきなのか・・。
(中略)
戦争の親玉である世界企業と豊かさを求める消費者の関係性、メディア戦術の首謀者とその受け手の共犯関係についての一考察として、渾身の意欲作をお届け致します。
Corich舞台芸術「時計は生きている」感想



